■紹介その1 |
「さて,今度は審査員の方々をご紹介しましょう~」 出場者の紹介が終わった後,審査員の紹介が始まります. 普通,どちらの紹介が先なんだろう?とかどうでも良いことを悩みつつ,話を進行します. 「まずは,みなさんご存じ,パイオニア2総督です」 「みなさん,ご機嫌如何でしょうか?私がパイオニア2総督です」 言わなくてもみんな知っているのだが,まあ,お決まりの挨拶ですね. 首脳部の勧めもあって出場しましたが,やはり,宣伝効果を狙ってのことかもしれません・・・ それを知ってか知らずか,総督はニコニコしています. 人の良い性格なので,そういう裏の噂は聞きません. 多分,単純に楽しんでいるのでしょう. 「続いて,ハンターズの中からKOTORAさん(ことら:ハニュエール)とHARMONYさん(ハーモニー:フォニュエール)です」 「うわ~,凄い人だね~」 「美味しいのができると良いね」 2人は,抽選で選ばれた審査役. こちらにも応募した人は多かった様です. 果たして運が良いのやら悪いのやら・・・ 未知の食材は諸刃の剣.お腹は丈夫ですか? 「次は・・・」 と他にも審査役はいるのですが割愛. 結局,決勝に残ったのは,以下のチームの様です. 森代表.RED,Poro,Czm,ALFAIN,TAISUKE,AMIの,チーム名 レイマーズ. 洞窟代表.Dain,NAVEの,チーム名 ど根性NAIN. 坑道代表.HELLION,yamada3,NERVの,チーム名 ヘル&ヘブン. 遺跡代表.Thitose,IXY,Machilda,YUKIの,チーム名 まゆちー. 特別選出.IZUMI,MAI,Sesilの,チーム名 シスターレジェンド. Fennelの,チーム名 内藤マサ 以上が,出場者全員です. 「では,各チームに挨拶をお願いしましょう~」 「RED!!」 「TAISUKE!!」 「Poro!!」 「Czm!!」 「AMI!!」 (ALFAIN!!) ひらひらと手をふる人形が1体.手は直っているようです. 「「「「「みんな揃って,レイマーズ!!」」」」」 ど~んと言う効果音と共に全員がポーズを決める. なんか違うような・・・ 「隊長.次はこういう案があるのですが・・・」 「うむ,ホワイト.なんだ?」 REDが白Poroの提案に耳を傾けます. 「やはり,ユニットは3か5人がセオリーかと・・・色も赤,青,白,黒,桃(?)とちょうど良いので,この際彼には蟄居願うべきかと・・・」 彼とは,ちょこんと座るALFAIN人形. 「そうだな,音信不通だし・・・・いや,まて,良い案があるぞ.そもそもこういったヒーローにはマスコットキャラが定番だ.ちょうど人形だし,配役としてはばっちりだと思わないか?みんな」 「それは名案」 「流石だ,隊長」 残る2人も賛同の様です. (・・・どうしたって言うの?最近みんなちょっと変だよ・・・以前はそんな事言う人達じゃなかったのに・・・) AMIはいぶかしげに白Poroを見ます. 「どうしました?これから本番ですよ.しっかりいきましょう」 「え,ええ・・・」 思わず目を背けて答えるAMI. 彼女は一体何を不安がっているのでしょう? 「続いて,ど根性ナインのみなさんです」 「やっぱり,そう読まれるんだ・・・」 NAVEがため息ついてとほほと前に出る. 「野球チームみたいで面白いよ」 Dainが笑って前に出る. 元々,Dainが提案して,NAVEとDainを組み合わせてNAIN(ネインと読んで欲しかった様です)としたのだが,案の定,ないんと呼ばれた様です. 「・・・根性なしみたいで格好悪い・・・」 NAVEが泣いています. (ゲッゲッゲ,朝~は寝床で,ぐ~ぐ~ぐ~) 「お,調子良さげじゃないか,相棒~」 規制防具,もとい,寄生防具ナルナルが何やら歌いはじめた様です. 「うわ~,あの鎧喋ってる~」 「見ちゃいけません,馬鹿がうつりますよ・・・」 観客からいろいろな反応がありますね. 「よし,続けていこう~」 (昼~はがっこで,すーすぴ~) 「つぎつぎ~」 Dainは1人で喜んでいます. (夜~は墓場で,すやすやすや) 「何時まで寝とるんだっ!!」 NAVEキックが炸裂.もんどりうって倒れるDain&ナルナル.2人は一心同体です. 「わはははは~」 観客には大受けの様です. 「お笑いで食べていけるかな?」 Dainは朦朧とする意識の中でにやにやしていた. 「さて,妾の出番じゃな」 HELLIONがついと前に出ます. 途端に照明が暗くなり,辺りは闇に包まれ,スポットライトがHELLIONを照らします. 「よくぞ集まられた皆の衆.此度,妾の料理を皆に食してもらうのは無上の喜びである.これから我を手伝ってくれる部下を紹介しよう」 雰囲気でてます.黒い衣服も相まって,少しホラーっぽい演出ですが,みんなじっと見ています. 「そは悠久の彼方より此方へ至る永久の絆において我が右腕,永劫その身我に捧げん無二の存在なり.いでよ無より生まれし鋼の使者!!」 ステージの左右から黒いローブに包まれた人物が2人駆け寄ってきます. 手には鎌を持っている様です. 「あっ!!」 観客が驚くのも無理はありません. 駆け寄ってきた2人がHELLIONの側まで来てつまづいたからです. 「にょほ~!!!」 奇声をあげてとっさに身体をひねるHELLION. 鎌は本物なので,当たれが血くらいはでるでしょう. しゃきーんという刃の軌跡が2本交錯します!!! 「きゃー!!!」 観客は思わず目を背ける人が多数います. 「うお~!!!」 観客の男達から歓声があがる. 「・・・き,貴様等~!!」 HELLIONが激怒するのも無理はありません. 鎌によってHELLIONのローブは綺麗に斬られて,おみ足が丸見えです.超ミニです.(超はやめなさい超は・・・) 「だ,だって,御館様.こんな使いこなせない武器持たせるから・・・」 yamada3が文句を言います. 「私も頑張ったのですけど,駄目でした」 NERVも正直に言います. 「公衆の面前でこの様な恥をかかせおって・・・貴様等レアが良いか?それともミディアムか?」 「・・・どっちかと言うと,ミ・ミディアムかな・・・ひーお許しを~」 2体は会場内を逃げ回ります. それを追いかけるHELLION.会場は一時パニックです. 「放送カットカットー」 ANIKIが中継に連絡します. いやはや,初めからとんでもない幕開けです. これにより,一時紹介は中断です. 次回を刮目して待ちましょう. -終- |